ある人の話。
先ほども書いた通り先週は絶好のゴルフ日和だった。海外にいる駐在員さんの常として、みなさんゴルフが大好き。お天気が良ければその日はみなさん午後からソワソワ。
例に漏れず、その日も仕事を定時に終え、連れもってゴルフにお出かけになった。
18ホール終えても、夏時間になってからは外はまだまだ明るい。
ゴルフバッグを車のトランクに仕舞い、順次ゴルフ場を後にしたそうな。
突然、先頭を走っていた駐在員さんの目の前を一頭の鹿が走り過ぎた。
「おお、危ない所だった!」と、昔一度、鹿に当たって車が大破した経験のある彼は胸をなでおろした。
と安堵したのも束の間、あとから走ってきたもう一頭が彼の車の側面にぶちあったった。
鹿は道路中央でひっくり返ったまま起きあがらない。
前に書いたかもしれないが、オハイオでは鹿と事故を起こした場合は警察に通報しなければならない。
他の動物と違って体が大きいので、そのまま道路に残しておくと危険だからだ。また鹿肉は食用になるし牡鹿の場合、角も利用できる。跳ねた人に鹿をもらう権利があるが、要らない場合は警察が希望者のリストを持っていて、連絡して引取りに来てもらう。
「警察呼んだり、大変でしたね。」との私のコメントに、
「いや、幸い車は動いたから警察は呼ばないで、みんなで足を持って引きずって路肩に移しておいた。」
「ええー?! だめなんですよー。それでも警察に連絡しないと。」
「…呼べなかったんですよ。」
「???」
「…一杯入ってたものだから…。」
なるほど。
ブログ アーカイブ
自己紹介
- Jodako
- 2010年8月にコネチカット州よりノースカロライナ州へ移住。移住後の生活をブログにて報告します。
0 件のコメント:
コメントを投稿