早いものでオハイオで4度目のハロウィーンが巡ってきました。本当のハロウィーンは明日(10/31)だけれど、この辺りは町ごとにTrick-or-treating(コスチュームをつけてお菓子をもらいに回る日)が指定されていて、私たちの住む町は、今日がその日でした。(全部の町がいっせいにやると、見回りの警察の手が足りなくなるからかな。)
過去3回とは打って変わって、今日は日中が20度近く、夜も10度台の暖かさ。回る子供達も楽だし、見る側も、これまではせっかくのコスチュームも分厚いジャケットやコートで隠されていたのが、今日はじっくり拝見できました。
ところで、今日の午前中、シナコが会社に電話してきて、「宿題の入ったバインダーをYMCAに朝、置いてきちゃったから持ってきて!」
こちらの学校の提出期限というのは厳密で、宿題を期限までに提出しないと、たとえやっていたとしても0点になることはめずらしくありません。いちいち子供の忘れ物を届けるなんて、甘すぎるとは思いつつ、成績に響くのも困るし…と、仕方なく昼休みを返上してYMCAまでバインダーを取りに行き、学校に届けました。
娘は別の教室で授業を受けていたので、とりあえずホームルームに行き、担任の先生にバインダーを渡しました。ちょうど来週の懇談会の時間と会議が重なってしまったため、時間変更のお願いをし、担任とお話しました。
「じゃ、この最後の時間でお願いします。ただ、同じ日にキニコの懇談会もその少し前にあるので、もしかしたら遅くなって、あまりお話できないかと思いますが…特にないですよね? 生活態度とか性格的なほうはちょっと心配ですが…。」と私。
「いえいえ、大丈夫ですよ。心配ないです。ただ、ボクもいつもシナコにも言ってるんだけど、彼女はちょっと抜けてるよね。は、は、は…」と先生。
まったくごもっともで。
実際に「マヌケ」を表現するのに先生は「彼女はちょっとブロンドだね」と言ったのです。アメリカでは「ブロンド」ジョークをよく耳にしますが(最近はメールで回ってくるので目にするというほうが正しいか)、頭の少しウスノロなのがこれらのジョークに登場するブロンドのステレオタイプ。
たとえば、「黒髪、赤毛、ブロンドの3人の娘が、複数の男達に命を狙われていた。追っ手から身を隠すために、そこにあった大きな三つの紙袋にそれぞれが逃げ込んだ。そこへ男達がやってきて、まず黒髪が入った紙袋を蹴り上げた。中からはニャオという猫の鳴き声。次に赤毛が隠れている紙袋を蹴った。中からは「キャン」という犬の悲鳴。最後にブロンドの紙袋を叩いた。すると中から「ポテトチッ~プス、ポテトチップスが入ってま~す!」
ついでにもうひとつ。ある男がバーに入って行った。止まり木に腰掛け、飲み物を注文すると、「おい、ひとつブロンドジョークを聞きたいか?」とバーテンダーの女性に大きな声で話しかけた。すると、隣に座っていた女が、「あんた、本気で言ってるの? このバーテンも、隣の私も、私の連れ合いも、あんたのすぐ後ろのテーブルの客も、そっちの隣も、店のあっちこっちにブロンド客がいるのに、それでもあんた、本気でブロンドジョーク言うつもりなの?」
男は回りを見渡して、言った。「やめた。4回も5回も説明し直すの嫌だもんな。」
さて、今夜のハロウィーン。お菓子をもらうことだけが目的のキニコは、お手近に会社から帰ったばかりの私の工場のユニフォームをひっぺがし、それを着て出かけていきました。
一方、シナコが扮装したのは「ブロンド」。友達のブロンドのかつらを借りて来て、化粧をして…。何でまた今年はブロンドなんだろうと思っていたら、先生につけられたニックネームがヒントだったのね。(中身は地でいけるよ)。
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自己紹介
- Jodako
- 2010年8月にコネチカット州よりノースカロライナ州へ移住。移住後の生活をブログにて報告します。
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