忘れないうちに去年のサンクスギビングとクリスマスの話。
と思ったんだけど、あまりに登場人物が多くて、読者には誰が誰だかわからくなりそうなので、まずはサンクスギビング編の登場人物紹介から。
(全て高校時代のホストファミリー)
お母さん
妹ベッツィーの家族: 夫のアンドリュー、息子オースティン(9)
従妹ホープの家族:夫のリチャード、娘マケイラ(7)とジョナ(3)
リチャードの両親:ルイス、セルマ
妹スザーンとその夫バーニー
アンドリューの弟ダグ
サンクスギビング(4連休)には1日お休みを取って5連休にし、NJのベッツィーのところへ行った。ここから約600マイル(960キロ)だから、普通に運転すれば12時間の距離。ところが前日に夫からメールが届き、急遽ニューヨークに出張になったので、翌朝にはNYにいるとのこと。 私たち母子3人は水曜の朝5時に出発。道中、携帯へNYの夫から電話が入り、ホテルの場所がわかった。そこで目的地をNJのベッツィーのところではなく、NYC(マンハッタン)へと変更。
ところで、今まで私は「携帯なんて煩わしいから不要。用事があれば公衆電話で十分!」というポリシーの持ち主だった。しかし、あの9月11日の事件で最後の会話を携帯電話で交わした人が大勢いたことから、考えを改めた。またオハイオに住んでいると、田舎道で事故を起こしたなどの場合に、誰かが通りかかるまで待たなければならず、携帯はあったほうが良いというのがもっぱらの意見だった。確かに雪道で滑って畑の中につっこんだら、零下10度の気温の中でひたすら通りがかりの車を待つというのは心細いもの。鹿をはねたりすれば、車は大破してしまうし、これらのことを考えてもやはり携帯はあった方がいい。
携帯を手にして、とっても便利!と感じた一方、しょっちゅう電池切れになっていたり、肝心な時に持たずに出かけたで、一体何のためということも多々ある。
さて、NYCには午後4時ごろ到着。久々に日本で運転しているような混み合った道路はなかなか楽しかった。オハイオから出て来て初めてあんなところで運転する人は、さぞかし戸惑ってしまうことだろう。オハイオではみんな譲り合うのが当たり前。強引な割りこみはないし、黄色で止まるのは常識。でもそんなことNYでやっていたら、いつまでたっても進めない。
夫は出張で来ているため、ホテルには淋しくキングのベッドがひとつ。そこに4人が並んで寝たのだから大変。寝相の悪い娘達に蹴飛ばされ、時差ぼけも手伝って寝つけなかった彼は、一人夜中に起き出してコンピュータに向かっていた。
一方、ベッツィーの家には、オクラホマから総勢7名が押しかけていた。お母さん、ホープ一家4人、ホープの夫リチャードの両親。一行も翌日のメーシーズのパレードを見るために、前日からNYC入り。マンハッタンにあるアンドリューの弟ダグのアパートと、ダグの友人のアパートの二手に分かれて雑魚寝した。(私達も行っていたらどうなっていたかって? その場合はブルックリンに住むスザーンのアパートに泊まることになってた。)
さて翌朝の木曜日(サンクスギビング・デー)は現地集合。ベッツィーに指定された72丁目で待ち合わせ。ここはダコタハウス(=ジョンレノンが殺された彼のアパート)のある通り。私たちが着いたのはパレードが始まる15分ほど前だったので、もうかなりの人出。ベッツィー達はロープの前の方に陣取っていた。しかしこのロープは東西に走る道(72丁目)に張られたロープで、実際にパレードが行進するのは南北に走るセントラルパーク沿いの道。東西のストリートに人を入れないことで、より大勢の人がパレードを眺められるように工夫されていた。
ところが、時間が経つに連れ、本当は入っては行けない東西の道にもロープを越えて人がどんどん入り込む。警察もたくさんいるのだが、注意しないものだから、あっという間に私達の目の前に大勢が立ちはだかってしまい、何も見えなくなった。ロープの前に陣取っていた人達(勿論私を含む)からブーイングの声があがり、ようやく警察が、「ロープの中の人は座ってください」ということで、落着。(東京ディズニーランドのパレードでもマナーの悪い人達がいて何度も腹立たしい思いをしたが、処変われど品変わらず…というところか。)
さて、いよいよパレードがはじまった。パレードは北から南へと進む。私達の視界はストリートを挟んだビルとビルの隙間。その隙間一杯にスヌーピー、ピカチュウ、スパイダーマン、ジミー・ニュートロンなどのバルーンが通って行く。合間にフロート(山車)なども通り、その上でミスアメリカや私の知らないテレビスターたちが手を振っている。
ふと、周りの人達がビルの上を見上げて何やら話している。聞けば、さっきちらっと窓からオノ・ヨーコが外に向かって手を振っていたというのだ。そうか、ジョンレノンのアパートってことは、彼女はここに住んでいるんだ。バルコニーを見上げたが、もはや姿はなかった。
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自己紹介
- Jodako
- 2010年8月にコネチカット州よりノースカロライナ州へ移住。移住後の生活をブログにて報告します。
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