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スクールバス  2001/05/29

「アメリカでの子供の登下校はどうなんですか?」という質問があったのでお答えします。
 
都市部では事情が違うとは思いますが、私たちの経験からお話します。

まずは、安全を絵に描いたような町だったカリフォルニア州モントレー半島にあるパシフィックグローブと言う町から。犯罪らしい犯罪とはほぼ無縁の町でしたが、とはいえ、私たちが引っ越してすぐにレストランで「立てこもり」事件があり(犯人はそこのウェイトレスの元ボーイフレンドで、すぐに投降)、その前年は隣のモントレーで20年ぶりの殺人事件が起こりました。

ここでは、スクールバスに乗れるのは学校から1マイル以上離れたところに住んでいることが条件(有料)。私たちは学校から徒歩5分のところでしたから、当然、バスは利用していません。

始業が8時45分、終業が確か3時05分。学校の敷地内にデイケア(託児所)があったので、私が1時間目の授業(8時~)があったときは、デイケアにドロップし、帰りもデイケアへピックアップに行っていました。
(ちなみにデイケアの料金は1時間一人2ドル25セント。)

歩いてわずか5分の距離なのに、ほぼ毎回車でしたね。私の学校の行き帰りに寄るというパターンが多かったからですが、くせで、つい車で行ってしまいました。よほどお天気が良くて(そんなことはめずらしい)時間に余裕のあるときは歩きましたが、2年間で学校に徒歩で送り迎えしたのは数えるほどしかありません。
 
前にも書きましたが町がこじんまりとしていたので、歩いて学校に通っている子達も大勢いました。自転車通学もOKだったので、ヘルメットをかぶって(ヘルメットは法律)子供だけで学校に来ている子も見うけられました。親が送らねばならないというルールはありませんでしたが、子供たちだけで通っているケースは少なかったです。たいていは親が歩いて、若しくは車で送り迎えをしていました。

こんな安全な町でさえ親が子供を送り迎えするのは一般的です。

さて、オハイオでもやはりスクールバスが回ってくる地域が決まっています。我が家の場合は、下の娘の小学校(年長~4年生)も上の娘のミドルスクール(5、6年)もスクールバスの来ない地域です。

スクールバスが来ない地域ながらも、実際に歩けば45分はかかります。今の気候なら歩いて通うのは問題ありませんが、冬の朝、零下20度の中を実際に歩いては登校できないでしょう。
 
ですから本来なら登下校の送り迎えをしなければなりませんが、私の工場の始業時間(7時半)が学校よりずっと早い(9時)ので、朝夕YMCAのデイケアに預けています(ちなみに料金は月額二人で500ドル)。デイケアがマイクロバスで学校への送り迎えをしてくれています。

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自己紹介

2010年8月にコネチカット州よりノースカロライナ州へ移住。移住後の生活をブログにて報告します。