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東京が狙われる!?  2001/09/16

という報道があるわけではないのでご安心を。

ただ、この二日間の私のエッセイが余りに過激だと言う意見が寄せられました。

でも、私としては他人を刺激するのを避けるために自分の意見をオブラートに包むつもりはないし、自分の考えでないことを書くつもりもありません。自分と違う意見を持っている人がいることは十分承知だし、その意見も尊重します。自分の意見が絶対正しいなどと思うどころか、他の意見に触れ、そして世の中の流れとともに自分に意見も変化して行きます。

私の意見に立腹し、この事件についていろいろな方角から考えてもらえれば、それこそまさに私の願うところです。

日本では所詮「対岸の火事」に過ぎないようだという言葉を日本の複数の友人から聞きました。そこで敢えて、こんな過激なタイトルにしたわけです。

前回「キチガイに刃物」(後述)と書きましたが、私がラディンであったら次にどこを狙うかと考えた時に真っ先に頭に浮かんだのが東京です。人口が密集している、無防備、アメリカの軍事力は今は攻撃と自国の防衛に集中している、世界経済に更なる大打撃…。

タリバンもアメリカの同盟国はどこであれ反撃すると明言しています。アメリカの後方支援をする以上、彼らの目からは立派な同盟国です。

化学兵器、生物兵器、核ミサイル…これが日本に絶対飛んでこない確証はないでしょう。例え直接飛んでこなくても、どこかに生物兵器が撃ちこまれ、そこから伝染病が世界中に蔓延する危険は少なからずあると思います。

そう思うと「お笑い番組」を放送している場合じゃないと思うんです。(主人が日本人として「情けなく思う」と電話で言っていた。) パニックしろと言っているんじゃない。そうなったら、どうしようもないから。ただこの事件を他人事だと思ってほしくない。(そう言及した政治家がいたそう。)

さて、事件と関係無いのですが、上述の言葉が「放送禁止用語である」というお叱りを受けました。でもこれは慣用句だし、キチガイはクレイジーの意味で、「精神異常者」のことを指しているわけでもない。

放送禁止用語、あるいはアメリカでは「政治的に正しい言葉」というのがありますが、私は大いに疑問を抱くところがあります。黒人という言葉が、ニグロ、ブラック、アフリカンアメリカンと変遷を遂げてきました。身体障害者も元々使われていたディスエイブルド(disabled)にネガティブな響きが有るという理由でフィジカリー・チャレンジド(physically challenged)に言いかえられましたが、最近ではブラックもディセイブルドも復活してます。

軽蔑語でない限り、指している内容はどんな言葉で言い表しても変わらないのだから、敢えて変える必要はないと思うのですが。

事件の話に戻ります。
金曜日は大統領が「祈りと追悼の日」とし全米で正午に黙祷がささげられました。私の工場では正午にラインが停止し、2分間の黙祷。(工場でラインを止めるということは簡単なことではありません。)子供たちの学校でもそれぞれ同じように行われました。世界各地でも自発的に同様な黙祷や祈りがささげられました。アメリカと敵対してるイランでさえ…。

日本は? 

自分が日本人でなければ良かったのにと思う瞬間。

もちろんずっと喪に服すなんて非現実的。残されたものには楽しむ権利もある。
月曜日からは大リーグの試合も再開されます。テキパキとひとつずつ区切りをつけて次に進むアメリカの姿勢から、日本の政治家よ学んでくれ!

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2010年8月にコネチカット州よりノースカロライナ州へ移住。移住後の生活をブログにて報告します。